暖房費の節約は窓の断熱対策が重要!工法別に効果や費用も解説

冬の暖房費を大きく左右する要因の1つが、窓の断熱性です。窓は壁や床より薄いため断熱性が低く、室内の暖かい空気の半分以上が窓から逃げるといわれています。冬の省エネ性や快適性を高めるためには、窓の断熱対策が欠かせません。そこで本記事では、窓の断熱性を高める方法を解説します。
この記事を読むための時間:3分
暖房費の節約目的の断熱リフォームは窓が重要な理由
窓はガラス1枚で構成されていることが多く、建物の中でも断熱性が低い部分です。冬の暖房時、暖かい空気の約6割は窓から逃げ出しているといわれています。窓の断熱性を高めることで、室内の熱の流出を防ぎ、暖房効率が上がるので、暖房費の節約につながるのです。
(出典:経済産業省 資源エネルギー庁)
窓の断熱性を高める方法
窓の断熱性を高める主な方法は、以下の5つが挙げられます。
- 断熱性が高い窓にリフォームする
- カーテンを工夫する
- 断熱ブラインドを取り付ける
- 断熱フィルムを貼る
- 窓下ヒーターを設置する
断熱性が高い窓にリフォームする
窓のリフォームは、初期費用がかかりやすい一方で、高い断熱効果が期待できます。窓の断熱リフォーム方法は、以下の3つが挙げられます。それぞれの特長や費用を比較して、適した方法を選びましょう。
- 内窓の設置
- 簡易内窓の設置
- 窓ガラス・サッシの交換
内窓の設置
既存の窓の内側に新しい窓を設置して、二重構造にする工法です。2組の窓の間の空気層が熱を遮断して、断熱性が高まります。外気温の影響を受けにくく、結露を抑える効果も期待できます。内窓設置の費用相場は、1ヶ所につき5万円~15万円程度です。
簡易内窓の設置
簡易内窓とは、DIYで取り付けられる内窓キットのことです。1万円~2万円程度で導入可能で、自分で取り付けられるため、工事の日程調整などの手間も省けます。ただし、断熱性は他の窓リフォーム方法と比べて低いです。
窓ガラス・サッシの交換
既存の窓ガラスやサッシを断熱性の高いものに交換する方法です。費用相場は1ヶ所につき約10万円~25万円と高額ですが、断熱性能を高めるだけでなく、デザイン性や機能性も一新できるメリットがあります。
カーテンを工夫する
カーテンは、窓と室内の間に空気の層を作ることで、熱を出入りを抑える効果があります。カーテンの断熱効果を高める方法は、以下の3つが挙げられます。
- 厚いカーテンに替える
- カーテンを二重にする
- 床面まで届くカーテンに替える
厚いカーテンに替える
カーテンは生地が厚くなるほど、断熱効果が高くなります。断熱対策としてカーテンを替える場合は、太い糸でしっかり編まれたドレープ生地のものを選びましょう。
カーテンを二重にする
カーテンを二重吊りにすると、2枚の生地の間に空気の層ができるため、断熱性が高まります。二重カーテンは、外からの冷気や直射日光を和らげたり、プライバシー性を高めたりするメリットもあります。
床面まで届くカーテンに替える
冷たい空気は下部に溜まる性質があるため、カーテンが短いと床付近から冷気が室内に流れ込みやすくなります。床面まで届くカーテンに替えることで、冷気が入り込む隙間が減り、暖房効率が高まります。
断熱ブラインドを取り付ける
断熱ブラインドは、既存の窓に後付けできる窓用のスクリーンです。デザイン性が豊富なため、部屋の印象に合わせてコーディネートしやすいメリットもあります。断熱ブラインドは、窓のサイズやデザイン、機能性によって値段が大きく変動するため、施工前に見積もりを取りましょう。
断熱フィルムを貼る
断熱フィルムは、窓ガラスに貼るだけで断熱効果を得られるアイテムです。1平方メートルあたり3,000円~10,000円程度と低コストで断熱対策ができます。窓ガラスフィルムは、UVカットやガラスが割れた際に飛散を防ぐ安全機能などを備えた製品もあり、目的に合わせて選ぶことで快適性や安全性の向上にもつながります。
窓下ヒーターを設置する
窓下ヒーターは、ウインドラジエーターとも呼ばれる、窓の下部に設置する暖房器具です。窓から入り込む冷気を防ぎ、暖房効率を高めます。また窓ガラスを温めて、外気との温度差をなくすことで、結露の発生を防ぎ、カビの予防にもつながります。
窓の断熱性を高めて暖房費を節約しよう
窓は熱の出入りが大きく、対策を行うことで暖房効率が向上し、光熱費の節約につながります。断熱性を高める方法は、窓のリフォームやカーテンの工夫、断熱シートの設置などが挙げられます。それぞれのメリットやデメリットを考慮して、最適な方法を選びましょう。