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夏の窓の結露の原因は?冬の結露との違いと効果的な対策

結露の発生

 

結露といえば、冬のイメージが強いかもしれませんが、夏にも発生することがあります。窓ガラスについた結露を放って置くと、カビの発生や建物の劣化につながるおそれがるため注意が必要です。本記事では、夏に結露が発生する原因と、効果的な結露対策について紹介します。快適な室内環境を保つために、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読むための時間:3分

夏の結露とは

夏に発生する結露と冬に発生する結露には違いがあります。ここでは、夏に結露が発生する原因と、冬の結露との違いについて説明します。

夏に結露が起きる原因

結露が発生する原因は、高温多湿であることと、冷えた室内との温度差です。夏場は、湿気により水蒸気を多く含んだ空気が壁の内部に侵入します。そして、エアコンで室内が冷やされると、壁の内部も低温になり、温かい空気と冷たい空気がぶつかり合って結露が発生するのです。

 

夏場に発生する結露は、目に見えない壁内や床下などに発生する「内部結露」が多く、気が付かないうちに壁内にカビが生えたり、建物が劣化したりするおそれがあります。

冬の結露との違い

冬に発生する結露は、窓やサッシなどの目に見える部分にできる「表面結露」がほとんどです。窓の表面に見られることが多く、温められた室内の空気が冷たい窓ガラスに触れることで、空気中の水蒸気が水滴に変わり結露となります。冬でも内部結露は起こりますが、夏場とは違い、多くは建物の外部に近いところで発生します。

夏の結露が引き起こす問題

夏の結露を放置すると、さまざまな問題を引き起こします。ここでは、夏の結露が引き起こす問題を2つ紹介します。

カビやダニの発生

壁内に湿気がこもると、カビやダニが発生しやすくなります。壁内でカビが繁殖すると、カビを餌にするダニも増えてしまいがちです。カビやダニは、アレルギー疾患などの健康面にも影響を及ぼします。特に、湿気が溜まりやすい押入れや窓周辺は注意が必要です。

建物や家具の劣化

結露は、建物や家具を劣化させるおそれがあります。特に、夏の結露は建物の内部で発生しやすく、気付かないうちに壁や床材を腐らせてしまうこともあるため、注意が必要です。壁にぴったりと付けて置いてある家具にもカビが発生することがあり、家具の色褪せや腐敗につながる可能性もあります。

夏の窓の結露対策

夏の窓の結露対策を3つ紹介します。

 

  • こまめに換気する
  • 室内の温度を下げ過ぎない
  • 窓に断熱フィルムを貼る

こまめに換気する

結露を発生させないためには、こまめに換気して湿気がこもらないようにすることが有効です。特に、調理中や洗濯物を干すときなどは、窓を開けたり換気扇を回したりしましょう。また、エアコンを除湿運転にしたり、除湿器を使ったりするのも1つの方法です。

室内の温度を下げ過ぎない

室温の温度を下げ過ぎないことも大切です。室温が下がるほど温度差ができてしまい、内部結露が発生しやすくなります。エアコンの温度設定は、一般的に28℃程度が推奨されています。ただし、快適な室温の感じ方は人それぞれなので、体調に気を付けながら無理のない範囲で室温を調節しましょう。

窓に断熱フィルムを貼る

夏だけでなく、冬の結露対策としては、断熱フィルムが効果的です。冬の結露は窓ガラスに発生しやすく、フィルムをガラスに貼ることで結露を防げます。断熱フィルムは結露を防止するだけでなく、室内の温度を一定に保ち、エアコン効率を上げる効果もあるので、夏の暑さ対策にも役立ちます。

季節に合った結露対策をしましょう

夏に発生する結露は、壁内や床下にできる内部結露がほとんどです。放っておくと、カビの発生や建物の劣化など、さまざまな問題を引き起こしてしまいます。そのため、温度差や湿度の高さに気を付けて、季節に応じた対策を行いましょう。

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