UVカット窓フィルムの効果は?メリットとデメリットを紹介
紫外線は窓をすり抜けて室内まで届きます。その量は屋外の約80%といわれています。紫外線は、肌や目に悪影響を与えるだけでなく、室内のカーテンや家具を劣化させるおそれがあるため、室内でも紫外線対策が欠かせません。
そこで本記事では、室内の紫外線対策に効果的なUVカット窓フィルムの特徴や効果について紹介します。フィルムのメリットやデメリットについても解説するので、紫外線対策を検討する際の参考にしてください。
この記事を読むための時間:3分
UVカット窓ガラスフィルムの効果
室内の紫外線対策には、UVカット窓ガラスフィルムが効果的です。ここでは、UVカットフィルムの特徴や効果について説明します。
UVカットフィルムの特徴
UVカットフィルムは内部が多層構造になっており、そこに紫外線吸収剤が含まれています。そのため、フィルムを窓ガラスに貼るだけで、室内に入る紫外線を大幅にカットできます。透明タイプのフィルムであれば、外の眺めや室内の明るさを損なわずに使用できるのが特徴です。透明タイプのほかにも、すりガラス風や色付きなど、種類も豊富に揃っています。
UVカットフィルムの効果
UVカットフィルムは、90%から99%以上の紫外線をカットします。紫外線を大幅にカットすることで、肌や目を紫外線から守り、家具やフローリングの色あせを防止できます。特に、大きな窓や日差しの強い部屋では効果を実感しやすいでしょう。
UVカット窓フィルムを貼るメリット
UVカット窓フィルムを貼るメリットは、以下の3つです。
- 手軽に紫外線対策ができる
- UVカット以外の効果も期待できる
- 窓の見た目への影響が少ない
手軽に紫外線対策ができる
窓フィルムの大きなメリットは、窓に貼るだけで紫外線対策ができる手軽さです。新しい窓に交換する必要がなく、コストを抑えて取り入れられます。多くのフィルムは接着剤不要で水だけで貼れるので、自分で施工することも可能です。交換のために剥がす際も簡単で、賃貸住宅でも安心して使えるのもメリットです。
UVカット以外の効果も期待できる
紫外線をカットする以外にも、次のような機能が付いたフィルムもあります。
機能 | 効果 |
---|---|
遮熱・断熱機能 | 室内の気温上昇を防ぎ、冷暖房効率が上がる |
目隠し機能 | 外からの視線を遮り、プライバシーを守る |
防犯機能 | ガラスの飛散を防止し、災害や防犯対策に役立つ |
フィルムには複数の機能が付いたものもあるので、目的に合わせて選びましょう。
窓の見た目への影響が少ない
UVカットフィルムは透明なものが多いため、窓に貼っても見た目にほとんど変化がありません。透明なタイプなら外の景色も楽しめ、室内の明るさを保ちながら紫外線対策ができます。また、すりガラス風や色付きのものもあるので、好みに合わせて選べるのもメリットの1つです。
UVカット窓フィルムのデメリットと注意点
UVカット窓フィルムのデメリットと注意点は以下の3つです。
- 使用できない窓ガラスがある
- 機能をチェックする
- 窓の大きさを事前に測る
使用できない窓ガラスがある
フィルムによっては、複層ガラスや網入りガラスなど、使用できない窓があります。対応していないガラスにフィルムを貼ると、熱割れを起こすリスクがあるため注意が必要です。購入する前には、自宅の窓ガラスの種類を確認し、フィルムに対応しているかを調べておきましょう。
機能をチェックする
UVカットフィルムには、UVカット率が記載されています。製品によってはUVカット効果が低かったり、目隠し効果のみだったりするため、目的に合った機能が備わっているか、パッケージや商品説明を確認しましょう。
窓の大きさを事前に測る
自分でフィルムを貼る場合は、事前に窓の大きさを測っておきましょう。サイズが合わないフィルムを貼ると、見た目が悪くなったり、シートの隙間から紫外線がもれたりします。フィルムは貼り付けた後に余分な部分を切り取れるので、少し大きいサイズを買うと安心です。大きな窓や高いところにある窓の場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。
UVカット窓フィルムは紫外線対策に効果的
窓から入る紫外線対策には、UVカット窓フィルムが効果的です。手軽に対策できるうえ、遮熱や断熱、防犯など、UVカット以外の効果も期待できます。目的に合ったフィルムを選び、室内の環境をより快適に整えましょう。
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